第11回:安全対策から良い現場かどうか確かめよう

 

建築現場は危険がいっぱい

 

現場がきれいかどうかで良い住宅会社かどうかを判断する、ということを述べてきましたが、現場ではさらに別の角度から見極めていくことも必要です。それはは「安全対策」です。「安全」についてはディズニーテーマパークのおもてなしの行動基準にも入っていた大事な項目です。

どうして現場での安全対策が必要かといえば、建築現場というところは刃物ありクギあり、電動工具あり、高いところありと、とても危険なところでなのです。だから高いところで作業をしていて落ちても大丈夫なようにネットを張ったり、危ない道具をきちんと整理しておくことが大事なのです。

安全対策をするというのは、ひとつは現場で働く職人や出入りする業者のためであり、さらに現場にやってくる監督や社員のためでもあるのです。さらに忘れてはいけないのは、現場を見に来るお施主様や近隣の人のためでもあるのです。

もしも見学にやってきたお客様や子どもたちがけがをしたらたいへんです。強風で足場が崩れて、たまたま道路を通行していた幼稚園児たちにぶつかり、園児が亡くなるという事故も起こっているのです。そんなことにならないように、しっかりと安全対策をしておくことが必要なのです。


 

安全な現場はどんなものか感じ取ろう

 

あなたの家づくりの現場で、もし事故が起こったらどうでしょう? しかも安全対策が不十分であったなら、その会社に頼んで失敗したなという後悔を感じてしまうこともあるでしょうか。

そのようなことにならないためにも、建築現場に行ったら「安全対策」はどのように行われているのかをチェックしてみてください。たとえば、2階にあがるハシゴはしっかりと固定されているのかどうか、足場がグラグラしないか、現場出入りの注意事項が書かれた案内看板を作っているか、地震が発生したときに資材等が倒れてくる危険がないかなど、是非チェックしてみてください。もちろん現場が整っている方が、安全に対しても安心感が出てくると思います。現場を見て安心感があれば点数を加算、現場でどこか不安を感じたらイエローカードを1枚加えてください。

住宅会社を選ぶときに、是非参考にしてください。