第15回:現場のきれい・汚いを写真で見て学ぼう④

【写真①】

外から見て如何でしょうか? 非常にきれいな現場に見えませんか? 建物を覆っているシートにヨレヨレ感がなく、敷地をしっかり囲っており、お花も添えられています。ぱっと見の印象で「いいかも」と思えれば、まずは合格です。

【写真①】
【写真①】

【写真➁】
【写真➁】

 

【写真②】

掃除道具も場所を決めて、きちんと片づけています。道路掃除もしますので、そのための掃除道具があるかどうかも重要な点になります。


 

【写真③】

これは、かなりレベルの高い現場です。常にきれいにしているだけではなく、木粉が飛び散らないように策を設けたり、汚くならないような工夫をしています。

【写真③】
【写真③】

【写真④】
【写真④】

 

【写真④】

内部の写真です。木材表面がそのまま化粧となる部分には、養生されています(青い部分)。また、床に余計な材料や工具がない状態も、掃除がしやすいです。


 

【写真⑤】

現場では、どうしても材料をカットすることがあります。そのための丸ノコを置く台に、カットしたときに粉が下に落ちないようにした受けがあります。また、このカットする台の周りだけは、ダブル養生といって養生を2重にしています。これも汚さない工夫です。

【写真⑤】
【写真⑤】

【写真⑥】
【写真⑥】

 

【写真⑥】

工具や資材などを棚に片づけている状態です。常にこのような状態ができれば、現場は整理整頓が出来ているはずです。このように1か所に固めることや下に置かないことで、道具を大切に扱っているかや掃除がしやすい状況にあることがわかります。


 

【写真⑦】

脚立をしまっておく場所が決まっています。このような工具も、なるべく下に置かない工夫をすることで、掃除がしやすくなるのです。

【写真⑦】
【写真⑦】

【写真⑧】
【写真⑧】

 

【写真⑧】

ゴミ箱も見た目が重要です。きちんと分別できるようにしています。


 

 

かなりレベルの高い現場写真をお見せしました。実際の作業中は少し違ってきますが、1日が終わった時や作業をしていない場所については、このような状態が理想的です。実際におこなっている大工さんもたくさんおられます。参考にしてみてください。

 

 

次回は、安全な現場の良い事例写真の解説をおこないます。